第68回「産経児童出版文化賞」 大賞は八尾慶次『やとのいえ』

2021年5月11日

八尾慶次『やとのいえ』(偕成社)

 

 産経新聞社は5月5日、第68回「産経児童出版文化賞」の受賞作品8点を決定し、大賞に八尾慶次氏の『やとのいえ』(偕成社)が選ばれた。

 

産経児童出版文化賞のロゴマーク

 

 同賞は学校図書館法施行(1954年)と共に、「次の世代をになう子どもたちに良い本を」との趣旨で制定された児童文学賞。昨年1年間に出版された児童書の中から、特に優れた作品を表彰している。今回は昨年に初版として発行した児童向けの新刊4214点を対象に審査を行った。

 

 詳細は5月5日付の産経新聞紙上とニュースサイト「産経ニュース」、産経新聞社のイベントガイド「いべさん」に掲載している。受賞作品8点は次の通り。

 

▽大賞=八尾慶次『やとのいえ』(偕成社)

▽JR賞=監修:高田秀重、絵:クリハラタカシ『プラスチックモンスターをやっつけよう!』(クレヨンハウス)

▽美術賞=田島征三『つかまえた』(偕成社)

▽産経新聞社賞=著:巣山ひろみ、絵:銀杏早苗『バウムクーヘンとヒロシマ』(くもん出版)

▽フジテレビ賞=長江優子『サンドイッチクラブ』(岩波書店)

▽ニッポン放送賞=高畠那生『うしとざん』(小学館)

▽翻訳作品賞=作・絵:ジュディス・カー、訳:こだまともこ『ウサギとぼくのこまった毎日』(徳間書店)

▽同=文・絵:オーゲ・モーラ、訳:三原泉『ありがとう、アーモ!』(鈴木出版)