マクドナルド×ポプラ社 プロジェクト「みんなで!どう解く?」 オンラインワークショップ開催

2021年3月4日

2月22日に行われたオンラインワークショップ

 

 日本マクドナルド(東京都新宿区)はこのほど、ポプラ社(東京都千代田区)発行の書籍『答えのない道徳の問題 どう解く?』と協力して、子供たちの自由な発想や思考力を育むことをサポートするプロジェクト「みんなで!どう解く?」をスタートさせた。

 

4つのテーマ(家族・笑顔・食・友だち)について、意見を出し合った

 

 2月22日には、プロジェクトの一環としてオンラインでワークショップを開催。東大クイズ王・伊沢拓司氏が率いる「QuizKnock(クイズノック)」と、全国から参加した24人の小学生が、4つのテーマ(家族・笑顔・食・友だち)に分かれ2時間にわたって意見を出し合った。

 

 子供たちには事前に書籍やテーマカード、ワークシートが配布されており、これらを用いながらファシリテーターがサポートをしつつ、活発な議論が行われた。

 

QuizKnockのメンバーとワークショップに参加した子供たち

 

 終了後、参加した子供たちからは、「学校とは違う意見が言えてよかった」「1人だと1つの意見だけど、みんなで話すといろいろな意見が聞けて、自分の意見も変わった」「友だちと一緒に議論することは、一緒に知識を共有していくことだと思った」などの感想が聞かれた。

 

東大クイズ王・伊沢拓司氏

 

 議論に参加した伊沢氏は「子供たちと意見を交わしあえたこと、自分の中で答えが出なかったこと、子供たちが反論してくれたことなど、“楽しかった”に尽きる」と笑顔でイベントを振り返った。

 

 また、進路選択や起業、YouTubeを始めるときも1人で決めてきたと話し、「今回のワークショップを通じて、1人だと意見は1個か2個しかないけれど、6人だと6個の意見ではなくて、ほかの人の発言で自分の意見が変わり、1人から新しい意見がたくさん出てくることがわかった」と、反省と共に大きな学びがあったとも語った。

 

 日本マクドナルドの担当者は、プロジェクトへのより多くの参加を呼びかけ、「今後も子供たちの可能性やチャレンジを見守る社会に近づけるようサポートしていきたい」と展望を語った。

 

 「みんなで!どう解く?」プロジェクトは、ワークショップや公式ウェブサイトを通じて寄せられた問題や解答をもとに、教育現場へのエデュケーションツールとして提供するほか、12月にはハッピーセットの本として発表する予定。