有隣堂が111周年で動画配信などプロジェクト始動

2020年12月15日

有隣堂創業111周年ロゴ

 

 有隣堂は12月13日に創業111周年を迎えたことから同日、「111→FUTURE 楽しいことをはじめよう」をテーマに、本の紹介動画配信やオリジナル商品販売、併設飲食店での特別サービス、特設サイトでの情報発信など、周年を通したプロジェクトを開始した。

 

 同社は1909年12月13日に現在も本店がある横浜市の伊勢佐木町で創業。神奈川県を中心に書店約40店舗を展開するほか、アスクルなど通販事業、音楽教室運営、図書館や地区センターの運営受託、OA機器販売、出版事業などを展開。売上高は約515億円(2019・9・1~20・8・31)に達する。

 

 プロジェクトは、コロナ禍で自宅にいながら読みたい本に出会えるよう、同社スタッフ111人が思い出に残る本・好きな本を1人1冊ずつ、インタビュー形式で紹介する動画「→PLEASURE 111人ブックリレーチャレンジ」をYouTubeで配信。ここで紹介した本の店頭フェアも展開する。

 

 オリジナル商品は、同社で使用している文庫カラーカバーの色を使用して、大阪堺市手ぬぐいブランド「にじゅら」が製造する限定デザインの手ぬぐい3種。税込価格1111円で販売する。

 

有隣堂111周年限定デザイン手ぬぐい3種

 

 飲食店での特別サービスは、飲食店を併設する7店舗で毎月13日に特定のドリンクを111円で提供したり、111円引きにするなどのサービスを11月13日まで実施する。

 

 情報発信は111周年特設サイトをオープンし、周年記念のテーマやロゴ・キービジュアルをはじめとした情報を発信していく。

 

有隣堂、コロナ禍影響で損失計上 OA機器・通販などは増収