旭屋書店 非常時の物流コントロールが業界の課題

2020年4月17日

 【関西】関西と首都圏で13店舗を展開する旭屋書店(脇尊裕社長)は、9店舗を臨時休業にし、残りの4店舗も時短営業の対応をとっている。


 同社会長室室長の安井渉氏によると「時短で営業している店は従来通りに近い来店客が見られるが、休業9店の影響で売り上げはかなり厳しいものになる」とし、「今はそれ以上に、営業を続けている店の従業員の健康面など安全確保が重要。また臨時休業店をコロナ終息後に再開した際、客足が戻ってくるかどうかも懸念している」と話す。


 また、業界に対しては「週刊誌など販売機会のない雑誌は定期購読分のみを配送してくれるなど、無駄な返品作業がなくなる工夫ができないものだろうか。非常時の物流コントロールは大きな課題」と指摘している。


【堀雅視】