【NHKテキスト】明林堂書店青山店 3年連続で最優秀賞を目指す

2020年3月10日

桜の花などがあしらわれたディスプレイ

 明林堂書店青山店は、244坪の売場面積で、アルバイト含む9名の従業員で運営している、大分県・別府市の県道沿いに位置する店舗だ。

 

 同店は、2018年にNHKテキストの飾りつけコンクールに初めて参加し、見事、最優秀賞を獲得。さらに翌19年も同じく最優秀賞を獲得し、2年連続で1位に輝いた。いずれも同店で店頭装飾を担当している、甲斐丈博さんによるものだ。

 

 甲斐さんは、入社以来、検品・返品を担当しているが、ディスプレイに興味があったことから、数々の飾りつけコンテストに自ら応募。数々の入賞を果たし、その実績を評価され、装飾担当を任されるようになったという。

 

 甲斐さんは、ディスプレイの製作工程について、「デザインについては、NHK出版さんから送られてくる拡材などからヒントを得ています。頭に浮かんだアイデアを整理したうえで、まずはパソコンで制作しています。パソコンである程度デザインが決まった段階で、色画用紙を使い制作に入ります。パソコンの画面で見る色と、実際の紙の色が違い、輪郭がはっきりしないことがあるので、その点に気をつけて紙を選んでいます」と話す。

 

装飾担当の甲斐さん

 今回受賞したディスプレイは、桜の花をモチーフにした飾りが目を引く飾りつけで、足を止める来店客も多いという。「大きく展開しているので、棚の前で立ち止まるお客様も多いですね。またジャンルごとに色分けをしているので、欲しいテキストを簡単に見つけられるというお声を、多くのお客様からいただきました。また数あるテキストの中でも、『ラジオ英会話』が好評で、定期購読されている方が一番多いテキストです」と甲斐さん。

 

 20年は甲斐さん自身、3回目となるコンテスト参加であると同時に、3年連続での最優秀賞獲得もかかっている。

 

 今年のコンクール参加について甲斐さんは、「18年に初めて参加して最優秀賞を受賞したときは驚きました。2回目となる19年は、最優秀賞を意識的に狙っていたので、選ばれたときは本当にうれしかったです。今回ももちろん最優秀賞を狙いますが、3年連続ということもあって、プレッシャーを感じています。それでもすでに頭の中にはアイデアもあるので、それに賭けてみようと思っています」と意気込みを語る。

 

□所在地=〒874―0828大分県別府市山の手町15―15