トゥーヴァージンズ  ブックカフェバーをオープン、ビート文学などを取りそろえる 

2019年10月29日

書棚にはあらゆるジャンルの本が並ぶ

 トゥーヴァージンズは東京・渋谷区の松濤にブックカフェバー『BAG ONE(バグワン)』を10月19日にオープンした。開店前日にあたる18日に、メディア、関係者向けの内覧会が開かれた。

 

 同店では30代前半から40代前半をターゲットにすえ、「本を読む人が集まる『場』」をコンセプトに、新刊1500点と古書500点、合計約2000点を販売。新刊は日本出版販売から仕入れており、新刊配本はない。

 

 同社の神永泰宏取締役、後藤佑介取締役ら数名のスタッフが、「人生を豊かに生きるためのヒントとなる知恵」をコンセプトに、50年代のビート文学やカウンターカルチャーに関連した本をメインに選書したという。

 

在庫・売上管理用の自社製作のスリップ

 ジャンルは多岐に渡り、ポップカルチャー、旅や食、絵本などに加え、松濤という立地から、渋谷の歴史や文化に関連する本も数多く取り扱っている。また在庫・売上ついては、自社製作のスリップで管理している。

 

 2フロア構成で合計約60坪の広さで、席数は1階22席、2階は34席。コーヒーやアルコールなどのドリンクに加え、サンドウィッチやパスタを中心としたフードも提供する。今後、モーニング、ランチ、ディナーとそれぞれの時間帯でメニューを変えていく予定だ。

 

 同店・三輪翔平店長は「松濤にはフリーのデザイナーさんなども多く、電源も充実している。また仮にお客様全員が一斉にユーチューブを見ても、支障なく視聴できるほど、強力なワイファイを備えている」と語る。

 

 2階のイベントスペースでは、出版や本に関係したイベントの定期開催を予定で、プロジェクターやギャラリースペースも備えている。

 

 所在地=渋谷区松濤1―4―8

 営業時間=11月16日まで14~23時、同月18日から8~23時、日曜定休