求龍堂 幻のやきもの「横浜焼・東京焼」の全貌を一冊に

2019年10月29日

『幻の横浜焼・東京焼 神業ニッポン 明治のやきもの』

 求龍堂は9月25日、『幻の横浜焼・東京焼 神業ニッポン 明治のやきもの』(荒川正明監修)を発刊した。同書は世界で人気を博し十数年で姿を消した、幻のやきもの「横浜焼・東京焼」の全貌をまとめたもの。横浜髙島屋をはじめ全国の陶芸美術館など5カ所を巡回する展覧会図録書籍として刊行した。


 江戸末期、開港によって注目を浴びた日本は工芸における職人たちの卓越した技術力を発揮、1873年のウィーン万国博覧会で工芸美を披露し欧米を魅了。


 反応の高さから横浜・東京を中心に陶器商や陶画工が集まり活動を開始し海外向けの華やかな技巧を駆使した陶磁器を製造、輸出した。


 同書は国内随一のコレクター・田邊哲人氏が半世紀にわたり集めてきた膨大なコレクションと、日本に現存する作品を精選し掲載。巻末には横浜・東京の陶工分布地図や関連年表も収録している。


 展覧会「神業ニッポン 明治のやきもの 幻の横浜焼・東京焼展」はすでに終了している横浜髙島屋ギャラリー以降、12月15日まで兵庫陶芸美術館、2020年4月18日~6月28日まで茨城陶芸美術館、7月18日~9月6日まで岐阜県現代陶芸美術館、21年3月20日~6月6日まで滋賀県立陶芸の森陶芸館で開催される。


 □B5判並製/208㌻(図版146点)/本体2500円