ギフトショーでリーディングスタイル・今出社長が講演

2018年2月19日
 ビジネスガイド社による第85回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2018が1月31日~2月3日と2月7~9日の2週にわたり、東京・江東区の東京ビッグサイトで開かれ、リーディングスタイル・今出智之社長による書店向けセミナー「本・雑貨・カフェ複合化の注意点と可能性」が開かれた。

 大阪屋の市場開発を担当する部長だった今出社長は、2013年に東京丸の内の商業施設KITTEに本・雑貨・カフェの複合店「マルノウチリーディングスタイル」をオープンし、大阪屋の出資でリーディングスタイル?を設立。いまは大手書店などの複合化サポート事業も手掛ける。

 セミナーは文化通信・星野渉編集長が司会を務め、今出社長は新事業を手掛けるに至った経緯や、書店と雑貨やカフェなどの複合による効果や難しさ、雑貨を扱う上での注意点などを、これまでに手掛けた店舗の成功例、失敗例を具体的にあげながら説明した。

 特に雑貨を販売する場合には、生活提案や商品の仕様を伝えるためのPOPが必要なことを強調し、POPのマニュアル作りに取り組んでいることを報告。また、POP作りには雑誌が参考になり、POPに書く文字やデザインなど店ごとの標準的な規則を決める必要があると指摘した。

 また、有隣堂が展開している「STORY CAFE」や、盛岡市のさわや書店が出店した雑貨店など、自らが関わった書店の複合業態についても話した。