DNP、CCCグループへの主婦の友社譲渡を発表

2017年12月15日
 大日本印刷(DNP)は12月15日、グループ会社の主婦の友社の株式を、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループで出版事業などを展開するカルチュア・エンタテインメント(C・E)に譲渡したことを発表した。

 主婦の友社は、『Ray』や『mina』などの女性誌や、生活・実用書などを発行。DNPは2009年5月に同社からの要請で出資し、書店の販売情報を活かした出版企画、出版部数判断、フレキシブルな印刷を可能とするツールや、出版社の製造業務効率化のシステム、メディアビジネスの立ち上げなどのソリューションを共同で開発してきた。

 CCCは蔦屋書店を中心にライフスタイルの提案を事業ドメインにしており、提案の幅を広げていく上で、主婦の友社の実用分野、ファッション分野のコンテンツ編集力、企画力を評価。両社の連携が有効であると判断し、DNPの保有する主婦の友社の全株式(議決権比率99・9%)の譲渡を決定した。