CPU、「達人選書」を全国巡回で開催へ

2017年6月26日
 コンピュータ出版販売研究機構(CPU)は6月22日、東京・新宿区の日本出版クラブ会館で新年度パーティーを開き、「コンピュータ書 書店別売上ランキング」を発表したほか、第7回「CPU大賞」の発表・表彰式を開催。2017年度の活動計画はコンピュータ書の棚を維持発展させる、業界内での露出アップと関係性の深堀りを方針とし、棚分類コードの刷新、書店フェア、CPU推奨書籍リストの更新―などに取り組む。

 また、丸善丸の内本店で開催した「達人選書!プロが教える!読んでおきたい言語書籍フェア」を今夏から、全国10カ所で巡回して開催予定。CPU青年団は書店への営業力アップ、棚分類コードの改訂作業を青年団に統合、情報発信力を強化し年数回かわら版の発行を目指すことに取り組む。

 棚分類コード改訂については人工知能、プログラミング教育など新ジャンルの項目化などに取り組み10月に正式リリースを予定。

 関西支部は16年度日販関西支社、大垣書店本店での勉強会に続いて、今年度も勉強会を続けコンピュータ書の売り上げ向上を目指す。

 「書店別売上ランキング」は紀伊國屋書店新宿本店が1位、8年連続で1位だったジュンク堂書店池袋本店は2位と逆転。3、4位は前回同様丸善丸の内本店、紀伊國屋書店梅田本店、5位は2ランクアップのブックファースト新宿店だった。

 「CPU大賞」は、売上部門が紀伊國屋書店新宿本店、ジュンク堂書店池袋本店、丸善丸の内本店。書店部門は三省堂書店有楽町店、ACADEMIA港北店、ブックファースト川崎駅前店だった。書籍部門は『ルビィのぼうけん』(翔泳社)に決定した。

 新設した新人、関西支部、青年団の3部門は新人部門が芳林堂書店高田馬場店、紀伊國屋書店流山おおたかの森店、三省堂書店名古屋?島屋店、有隣堂町田モディ店。関西支部部門は紀伊國屋書店梅田本店、青年団部門は丸善ラゾーナ川崎店が、それぞれ受賞した。