TIBF今年は休止、来年の開催に向け準備期間

2017年3月1日
 東京国際ブックフェア(TIBF)を主催するリードエグジビションジャパン(石積忠夫社長、以下リード社)は3月1日、今年のTIBF開催を休止して、2018年9月の開催を目指すことを発表した。

 TIBFはリード社と出版業界団体で構成する東京国際ブックフェア実行委員会(相賀昌宏委員長・小学館)の共催で1994年にスタート。23年目を迎えた昨年、それまでの書店と出版社の商談といったBtoBの性格が強い展示会から、読者謝恩を中心としたBtoCの展示会に転換した。ただ、このところ日本を代表する主要出版社の出展が減少するなどしたこともあって、次回開催について検討してきた。

 今回の休止について開催権を持つリード社では、「今まで以上に発展させ、多くの出版社にご出展いただくために準備期間が必要だと判断した。当社はブックフェアに大きな投資をしており、また皇室が来場される展示会として文化的価値も高いと考えている。なんとか新しい形で開催するため構想を練っている」とコメント。開催時期、会場などについて東京ビッグサイトとの交渉も進めているという。

 展示会の性格をBtoCにしたことについては、「前回の出展社からは大変好評だった」といい、今後もこの方向性は維持していくようだ。