愛知県書店商業組合、孫の日キャンペーン参加書店募る

2016年8月31日
 【中部】愛知県書店商業組合は8月29日、名古屋市中村区のウインクあいちで、「孫の日(10月16日)」キャンペーン参加店の募集と「児童書拡販勉強会」を開催し、16書店が参加した。

 孫の日キャンペーンは、孫に贈るのにふさわしい児童書15点を選定、参加書店が店頭展開し、合わせて保育園や幼稚園など外商先にもアピールする。2005年から数年間、同組合の事業として「おすすめ絵本プレゼント企画」「孫の日ふれあい川柳」募集などを実施していたが改めて取り組むことにした。

 期間は9月19日(敬老の日)~11月30日(絵本の日)まで。絵本作家・服部美法氏による書店組合オリジナルの孫の日ポスター(A2判)を作成し、参加書店に配布する。

 勉強会で春井宏之理事長(岡崎市正文館書店)は、「店頭で待ってる環境ではないので、自分たちで仕掛けをして提案をし続けなければならない。組合の姿勢として読書推進につなげられることを継続してしていきたい。そうしないと次に繋がらないと考えている」とあいさつ。

 協賛出版社から15点の推薦図書が紹介され、ポプラ社中部エリア担当・畦?大蔵氏が推薦図書の内容と販売方法について説明し、偕成社東海地区担当・北川敏明氏が児童書専門書店の取組などを紹介した。

 引き続き出版文化産業振興財団(JPIC)読書アドバイザークラブの永井陽子氏が、店頭陳列、店頭飾り付け、幼稚園、保育園等へのアプローチの仕方などについて具体的に説明。さらに幼稚園などへ出入りしている書店からは具体的な体験談も披露され、担当者からは質問が相次ぎ盛況に終わった。