デアゴスティーニJ、フェラーリを24分の1ダイキャストモデルで

2016年8月26日

 デアゴスティーニ・ジャパンは8月30日、毎号フェラーリのダイキャストモデルが付く隔週刊マガジン『レ・グランディ・フェラーリ・コレクション』(全60号)を8万部で創刊する。通常価格が1号4490円(税込)と同社パートワークでは最も高額ながら事前の試験販売は好調で、特に大きく展開した店舗での売れ行きが良いという。

 毎号1台付くモデルは、日本では入手が難しい24分の1スケールで、アクリル製のコレクションケースに入っている。ダイキャストならではの重厚感があり、コックピットやエンジンなどを細部まで再現。顧客がこうした重みやディテールを店頭で実感できるよう、希望する書店には見本モデルを提供する。

 マガジンも実際のカタログのように通常より高級感のある体裁で、附属マシンの開発経緯やエンジンやボディの詳細、デザインの設計、詳細なスペックなどをフルカラーで紹介する。

 価格は創刊号特別価格が1990円(同)、第2号特別価格が3480円(同)、3号以降が通常価格となる。60号合計価格は26万5890円(同)。昨年1月に創刊したやはり高価格の『ジッポーコレクション』(通常価格3499円)の売れ行きも良好だが、試験販売ではフェラーリもほぼ同様の売れ行きだといい、「高額でもほしい人は買う。十分にいける」(営業部・岡啓太郎マネージャー)と手応えを得ている。

 今年初めに実施したチェーン書店2社での試験販売では、一方がパートワークの売り場で、もう一方が入り口やレジ廻りでワゴン展開した結果、後者の販売数が前者に比べて20%上回った。

 岡マネージャーは「高単価の商品なので売れる場所で大きく展開することが重要」と述べる。

 また、パートワークは創刊以降の販売推移がほぼ一定しているため、創刊号を最大化することが最終的な売り上げの拡大に結びつく。さらに、定期購入された場合の販売総数が非定期購入の4・8倍に達するというデータもあることから、店頭で2号以降を購入する顧客に定期購読を進めることが効果的だという。

 岡マネージャーは「フェラーリファンを初めとしてこの商品も継続率がかなり期待できる」とみている。

 創刊に際しては2週間でテレビCMを約200本、延べ視聴率1200GRP放映するなど大々的なプロモーションを展開する。

□A4変型判/マガジン36?。

ジャズの名盤LP『ジャズ・LPレコードコレクション』9月27日創刊

 さらに同社は9月27日、毎号ジャズの名盤LPレコードが附属する隔週刊マガジン『ジャズ・LPレコードコレクション』(全85号予定)を創刊する。

 1号のマイルス・デイヴィス「Kind of Blue」、2号のジョン・コルトレーン「Blue Train」をはじめとしたジャズの名盤を、かつてのジャケットそのまま、180グラムの重量版で提供する。

 創刊号特別価格が990円(税込)、2号特別価格が1990円、3号以降の通常価格が2980円、85号合計本体価格は23万1757円。

 また、レコード専用収納ケースを3号と同時発売し、2017年4月注文分までは期間限定特価647円(本体)で、それ以降は1388円(同)で提供する。

 このところレコードの市場は伸びている。岡マネージャーは「パートワークコーナーだけではなく音楽コーナーでも展開を」と述べており、書店に対して中身を確認できる見本盤も提供していくという。

□A3変形判/マガジン8?。