【海外レポートアメリカの書店・番外編】アメリカン・ガール・プレイス

2016年6月22日

American Girl Place(アメリカン・ガール・プレイス)

少女に物語を売る人形店

 女児向けの人形販売店。元々は通信販売からスタートした。世界で最も売れている人形「バービー」に対して、オーナーの強い思いで展開。1番店はシカゴだったが、5年ほど前にニューヨーク5番街に出店したという。

 一つ一つの人形を個性的にする付属品を数多く提供し、決して「美形」とは言えない人形に人種や国籍、育った環境などいくつものキャラクターを設定して、それぞれの衣装から物語まで提供することで、持ち主が親近感を感じられるようにしている。

 同店舗にある人形のヘアサロンやカフェには列ができる。また、雑誌『アメリカン・ガール・マガジン』を50万部発行しており、店内には表紙を飾るためのフォトスタジオがあって、来店客(少女)が人形とともに撮影に臨んでいる。物販とサービスの融合をいち早く行った業態。(星野渉)

所在地=609 5th Avenue New York NY 10017