【熊本地震関連】復旧書店のGW売上は前年比36・5%増に、日販調査

2016年5月12日

 日本出版販売(日販)は5月12日、熊本県内の復旧書店における売上動向を発表、前年比で雑誌が113・5%、書籍が134・5%、コミックが165・6%、開発品が173・3%、期間合計で136・5%と、いずれも高い伸び率になっている。
 
 ジャンル別では、月刊誌(112・4%)、学習参考書(164・9%)、児童書(167・0%)、コミック(雑誌扱い157・9%・書籍扱い218・4%)の売上伸長が目立つ。

 日販がほぼ同時期(4月29日~5月6日)に実施した全国の書店売上調査では、雑誌が前年同時期比94・6%、書籍が100・0%、コミックが120・2%、開発品が94・2%の計102・7%で、復旧書店の売り上げが良いことがわかる。

 復旧書店のうち、宇土市のカメヤBOOK宇土シティ店では、児童書やクロスワード雑誌が売れ、コミックをまとめ買いする客も多かったという。また山鹿市のBOOKSあんとく山鹿店でも、児童書やクロスワード雑誌、週刊誌などが売れた。

 調査は震災後4月28日以前に復旧した店舗のうち、営業日が前年と同じ11店舗。調査期間は4月29日~5月8日。