日経、11日から「女性面」スタート

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2013年5月10日
 日本経済新聞社は5月から、「女性」と「アジア情報の発信強化」を中心とした紙面刷新を行う。まずは11日付から、ワーキングウーマンの本音に迫る「女性面」が新設された。仕事に前向きで挑戦意欲にあふれた女性を応援していく紙面を、土曜日付別刷り「NIKKEIプラス1」や電子版とも連動しながら展開する。

 同社は、女性の活躍による経済の活性化を目指す「日経ウーマノミクス・プロジェクト」をスタート。「女性面」(阿部奈美編集長)はその柱となるもので、毎週土曜日に掲載する。

 4月24日に、都内で開催された日経会代表者会義で、喜多恒雄社長は「編集局で徹底した調査や議論を重ねた結果、新規読者として有望な『働く女性』を対象にした『女性面』を土曜日付に新設する。女性記者だけで編集して、女性から共感される紙面に仕上げたい」と、女性読者層の拡大に期待を示した。

 同社は同プロジェクトの一環として、さらに、無料の会員組織「日経ウーマノミクス・フォーラム」を立ち上げ、10日から専用サイト(nwp.nikkei.com)で募集開始した。イベントやセミナー、SNSを通じた読者参加型の情報発信を進める。