中央社新春の会、被災地書店が復興に向けあいさつ

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2012年1月10日
中央社は1月10日、東京・板橋区の同社で「新春の会」を開催、取引書店11社29人、出版社93社198人、関係会社等6社7人の111社234人が出席。特別ゲストとして招かれた東日本大震災被災書店2店が復興に向けた思いを述べた。風間賢一郎社長東日本大震災で被災した書店を紹介し、現在仮設店舗で営業を再開している大手書店(岩手県山田町)の写真を配付し「写真を見ていただいて、現状がどうなっているのか、これから一緒に手を携えてやっていこうというご支援をお願いした」と呼びかけた。また、事前配付したあいさつで風間社長は、東日本大震災の被災で、同社取引書店2軒が廃業に追いやられたが、懸命な努力と支援で被災書店の仮設店舗による営業、外商活動が軌道に乗ってきたと報告した。こののあと、店舗が全壊したが、6月4日から仮設テント商店街「なかよし公園商店街」で営業を開始した大手書店の大手きみ社長と長女夫妻、原発から40?離れているが、その影響で苦労があった小泉書店の小泉祐一さん(福島県田村市、福島中央会会長)、原発に近く3日ほど強制避難になるなど影響が大きかった丁字屋書店の佐藤重義専務(福島県相馬市)が登壇。代表して大手書店・大手社長が、震災後の中央社、出版社からの支援に対し謝意を述べるとともに、被災し避難所に避難してから、仮設テントでの営業再開、そして年度内に仮設店舗での営業の予定であることなどを報告。「復興にはまだまだ時間がかかると思うが、一歩一歩前進、笑顔でがんばっていきたい」と述べると、会場からは盛大な拍手があった。会場では、書店店頭での展開に向けた、家庭で簡単に麺が打てる製麺機「麺や」、エコ湯たんぽ「HOT湯」、5月21日の金環食に向けた「太陽グラス」、軟式クリーナーブラシ「白球ボーイ」の展示即売も行われた。