電書協、「EPUBビューア検証チーム」を発足

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2011年12月20日
日本電子書籍出版社協会(電書協)は12月16日、特別チーム「EPUBビューア検証チーム」を発足し、EPUBファイルの見え方・見せ方について検討する。IDPF(International Digital Publishing Forum)で10月に仕様が承認されたEPUB3・0は、縦書き・ルビなど日本語表記に対応し、国内においても有力なフォーマットのひとつになるとされている。しかし、それぞれのビューアごとの仕様に依存する割合が少なくなく、出版社が想定した書籍の表示が崩れる危険性があること、同じデータでも、ビューアによって表示に違いが表れる可能性があることが明らかになったことを受けて、特別チームを発足した。検証チームでは、?出版社としてEPUBファイルがどのような見え方になることが必要なのか、協会参加出版社から機能・項目を提出してもらい、抽出・整理する??で上がった事項に対して、それぞれのビューアの対応状況のヒアリング及び、実験・検証?調査結果をもとにビューアごとの対応状況を一覧表にしたものを来年3月をめどに作成・公表する。