柏書房、写真集『チェルノブイリの現在』刊行 記念イベントも

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2011年11月4日
柏書房はこのほど、イタリアの写真家ピエルパオロ・ミッティカ氏の撮り下ろし写真集『原発事故20年 チェルノブイリの現在』(小島修訳)を刊行した。ミッティカ氏コソボ、インド、バングラディシュを舞台に社会派の眼で捉える手法が世界で高い評価を得ている。同氏はこの写真集に1枚の福島県南相馬市小高区の風景を掲載、「立ち入り禁止区域で、置き去りにされた動物をさがす動物愛護団体のスタッフ」とキャプションを付けている。同書冒頭では「チェルノブイリは過去ではない」「チェルノブイリ歴史ではない」「チェルノブイリは始まりである」の言葉が並んでいる。発行部数は5000部、B5判変型(198?×180?)、256?、本体3000円、ISBN9784760140473。また、同書の発刊を記念して著者が来日し、11月12日15時から、東京・千代田区の3331Arts Chiyodaで「チェリノブイリからフクシマを見つめて」をテーマに、岩上安身(ジャーナリスト)、開沼博(東大大学院在籍)、ドリアン助川(作家・詩人・俳優)の3氏によるトークショーを開催する。参加申し込みは柏書房まで。電話03(3947)8251、メールeigyo@kashiwasyobo・co・jp