JMAM、手帳トレンドを発表 アナログ派が増加の傾向

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2011年10月24日
日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)は10月19日、2012年版の手帳市場のトレンドを発表したが、メイントピックスとしてスケジュール管理はアナログ派が増加している傾向があり、?サイズはA6が主流として定着ながらB6も注目?花柄デザインが人気が拡大?理想の手帳が見つからないユーザーのこだわり高まる?男性は実用性・女性は情緒的価値を重視の傾向にあるなどととしている。JMAMが20?50代の男女を対象に実施した「あなたの手帳の流儀2011」によれば、手帳・システム手帳などを使うアナログ派が62・1%でPC・携帯・スマホなどを使うデジタル派の36・4%を大きく上回った。その理由を、記入しづらさなど操作性の問題や一覧性の面での使い勝手の悪さと推察している。手帳のサイズでは、全体ではA6がトップ(33・1%)で、男性は縦長が33・2%と人気、女性はA6が43・8%でトップだが、20代ではB6が僅差で続いている。手帳選びで重視するポイントは?中身のレイアウト(87・2%)?サイズ(79・5%)?デザイン(67・7%)の順だが、デザインは男(52・2%)、女(80・3%)と女性はデザイン重視の割合が高い。そのデザイン面のトレンドは花柄デザインで、40?50代層中心に人気があったが、若年層にも拡大している。購入の際に重視するポイントは10年の平均3・0個から11年は平均3・7個と増えており、ユーザーのこだわりは年々高まっているため、手帳購入の際に困ることして「自分の理想を兼ね備えた手帳が見つからない」(44・0%)がトップになった。手帳の使い方では、男性はスケジュールの管理以外には「業務・行動記録」「TODO管理」「アイデアの整理」などビジネスの実用面が中心となっており、手帳を「仕事でパフォーマンスを上げるための道具」と捉えている。一方女性は「自分以外のスケジュール」や「家族や友人の記念日・誕生日」などの割合が男性に比べて高くなっており、自身だけでなく周囲の人とのつながりを大切にしており、「日々の生活を豊かにしたり、周囲の人との絆を深める存在」と捉えているとしている。