リライアブル、旭川に1730坪で9月出店

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2010年6月3日
リライアブルとマルカンは6月3日、東京・文京区のフォーシーズンズホテルで、9月13日に開店予定のコーチャンフォー旭川店と、10月開店予定のエムズ・エクスポ盛岡店の出版社に向けた新店説明会を開き、リライアブル・佐藤俊晴社長は、来年は北見に出店し、その後も年に1店程度のペースで、本州にもコーチャンフォーを出店していく考えを示した。大型複合書店コーチャンフォーの5店舗目となる旭川店は、JR旭川駅から東に1?弱の立地で、売場面積は書籍・雑誌900坪、文具510坪、音楽250坪、カフェ70坪の計1730坪。駐車場は610坪。旭川市の人口は35万人、30?圏で50万人。佐藤社長は「旭川には紀伊國屋書店も丸善、ジュンク堂もなく、50?圏の人々が心待ちにしている。一緒になってそれに応えて欲しい」と出版社に協力を求めた。また、来年は北見に出店することを明らかにし「毎年1点ずつぐらいはコーチャンフォーを作りたい。ただ、北海道にはもう余地がないので、いつかは本州に出る。東北はマルカンの佐々木社長に任せるので、20年以内に8店は作るよう言っている」と今後、本州にも進出する考えを示した。エムズ・エクスポ盛岡店は、地元のマルカンが、リライアブルの大型店ノウハウを活用して出店。両社は販売データを共有するなど「パートナーズシップ」という新しい協業の形を作る。盛岡市のみたけ地区に、店舗面積は書籍・雑誌830坪、文具340坪、音楽230坪、カフェ40坪の計1440坪。駐車場は360台。盛岡市の人口は31万人、30?圏で48万人。マルカン・佐々木一社長は「13年前に花巻で書店をはじめ2年ぐらいで地域でダントツになり、4年後に盛岡に320坪で出店し、2?3年で盛岡でいちばん売る店になった。ジュンク堂が出店したことで2桁の影響を受けたが、徐々に戻し、売り上げでは負けていない。佐藤社長のアドバイスで、データをみて対処すれば売り上げは伸びるとわかった。パートナーズシップでデータを共有して指導してもらい、かなり真剣にやっていく」と述べた。店舗システムを担当するメトロコンピュータサービス・川崎孝社長は、「佐藤社長はシステムを使って効果を上げる方法を発見し、ひとつひとつの売り場と商品に魂が入った店を作ってきた。また、いろいろな店をみて目ざとく問題点を見つけてアドバイスができる人。パートナーズシップという新しい制度で、データを共有して発展して欲しい」とあいさつした。