JEPA、EPUB日本語要求仕様を策定

 | 
2010年4月5日
"日本電子出版協会(JEPA)は4月1日、電子書籍データ・フォーマットの実質的世界標準になりつつあるEPUBの日本語要求仕様案を策定し、公開した。JEPAはこれまで、09年11月にEPUBを策定した米国の電子書籍標準化団体IDPF(International Digital Publishing Forum)に加盟し、欧米の策定チームと仕様の調整を行ってきた。日本語拡張仕様案は、?縦書きと横書き(文字組の方向・ページ開きの方向、縦書き文書中の横書き、横書き文書、縦横表示方向の変更、縦横各方向でのスタイルシート、立中横、縦書き文章中の欧文処理)?禁則処理?ルビ(モノルビ、熟語ルビ)などが含まれており、テキスト系の書籍について一定の日本語組版を実現させている。JEPAは同案を基に、日本国内から意見を聞くとともに、漢字圏である中国、韓国とも連携して、漢字処理の標準化をIDPFに提言し、仕様の国際標準化を目指すとしている。また、4月7日には、EPUBを紹介するセミナーの開催も予定している。http://www.jepa.or.jp/"