東京書店組合、12月理事会 警視庁での万引防止会議などを報告

2009年12月7日

 東京都書店商業組合は12月2日、東京・千代田区の書店会館で12月度定例理事会を開催、同日東京・千代田区の警視庁で開かれた「東京万引き防止官民合同会議」についての報告があった。

 同会議には大橋信夫理事長(東京堂書店)と担当の三浦実万引・出店問題委員長(三成堂)が出席。大橋理事長は業界17団体代表の1人として、万引き防止に対する取り組みなどを紹介した。

 警視庁からは、先に取り組みを開始した、調書作成時間の短縮がなされてきていること、などの報告もあった。また、参加団体(同会議参加業界・関係団体、東京都、東京都教育庁、警視庁)による「万引きをしない させない 見逃さない」共同宣言を行った。

 宣言では、▽社会総ぐるみの取り組みを展開▽万引きをさせない環境整備の推進▽全件届出と感銘力のある措置に努める、ことをうたっている。

 11月期の加入・脱退は脱退2と報告された。

 ティーエス流通協同組合の11月期実績は、発注件数7289件(対前年同期比85・9%)、売上金額788万3532円(同82・1%)、書店数69書店(同104・5%)と報告された。

 読者謝恩図書カード(額面5250円)は8社12口の協賛で1万2000枚を作成。12月1日から発売を開始したが、同日現在で約5000枚が売れ、出足が好調であったことが報告された。今後第2次販売を行う。

 協賛社はNHK出版、講談社、小学館(5口)、聖教新聞社、第三文明社、徳間書店、日本図書普及、ポプラ社。