大修館書店がAndroidで辞書提供 イーストと共同でNTT

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2009年7月10日
"大修館書店とイーストは7月9日、Googleが中心となって開発した携帯向けオープンプラットフォーム「Android」(アンドロイド)を使い、携帯電話「docomo PRO series HT?03A」用に辞書ソフト「デ辞蔵 for Android」ジーニアス英和・和英辞典MX、明鏡国語辞典MXフルセット版を9月10日までの利用期間限定での無料提供を開始した。両社はAndroid日本語アプリケーションの普及というNTTドコモとGoogleの主旨に賛同し、2か月間にわたり英和・和英・国語辞書を無料で提供する。9月11日以降は、Androidマーケットの有料サイトで販売を開始する。「デ辞蔵」の特徴であるネット辞書との串刺し検索機能を使い、ウィキペディア日本語版(50万語)の辞書引きも可能。辞書の概要は『ジーニアス英和辞典MX』収録語句8万9000、『ジーニアス和英辞典MX』同6万9000、『明鏡国語辞典MX』同5万8000。大修館書店・飯塚利昭取締役編集第二部部長は「ジーニアス、明鏡のMXは「モバイル・エクストラ」の略で、定評あるジーニアス、明鏡を基にモバイルデバイス用に編集された辞典。小さな画面で一覧できるよう説明や注記を簡潔にする一方、収録語数のかなり多い辞書となっている。日本でのAndroidの登場に期待し、期間限定ではあるが提供する」と述べている。一方、イースト・下川和男社長は「08年9月24日、米国での世界初のAndroid端末G1発表時に、大修館書店と一緒にエミュレータ上で稼働するデ辞蔵 ジーニアス+明鏡 評価版をご提供した。それから10か月、日本のHT?03Aユーザにフルスペックのデ辞蔵を届けられることを嬉しく思う」とコメントしている。http://dejizo.jp/"