毎日新聞創刊150年記念・創元社創業130周年記念出版。『写真図説 占領下の大阪・関西』が6月14日に発売。

2022年6月16日
株式会社創元社
株式会社創元社(所在地:大阪府大阪市、代表取締役社長:矢部敬一)は、毎日新聞創刊150年記念・創元社創業130周年企画として、毎日新聞大阪本社編・橋爪紳也編著『写真図説 占領下の大阪・関西』を2022年6月14日(火)刊行いたします。


『写真図説 占領下の大阪・関西』書影



GHQ統治下の貴重な写真記録

本書は、毎日新聞社の保存庫に眠る膨大な資料の中から、GHQ統治下、占領期特有の希少な写真を発掘し、テーマ別に編んだ戦後史ビジュアル・コレクションです。
大空襲、敗戦を経て、進駐軍の上陸、米兵の駐留、各施設の接収から解除に至るまでの特異な時代を、約400点の蔵出し写真記録でたどります。

「第1章 大空襲と焼け野原」より_見本ページ1
「第2章 占領下の街」より_見本ページ2



被占領者の視点で捉えた、貴重なビジュアル資料

本書の特徴は、被占領者の視点から、占領期特有の事物を豊富に掲載した点です。
戦中戦後の写真集はたくさんありますが、そのほとんどは米軍撮影によるもので、日本人自身の目で捉えたものは多くありません。とくに東京以外の地域の占領期写真は少なく、GHQ占領下の大阪・関西の記録を収録した本書は貴重なビジュアル資料となっています。


焼け野原を生き抜く関西の人びとの素顔を活写

第1章「大空襲と焼け野原」では、関西各地が焼き尽くされた惨状や瓦礫と化した街を、第2章「占領下の街」では、占領軍による接収で英語やカタカナがあふれた街を生き抜く人々の素顔を、第3章「戦後復興の人と暮らし」では、物資不足のなかでバスや電車車両などを住まいとしながらしのぐ人々や、窮状を訴えてデモに立ち上がる様子などを活写しています。

「第3章 戦後復興の人と暮らし」より_見本ページ3
「第3章 戦後復興の人と暮らし」より_見本ページ4
「第3章 戦後復興の人と暮らし」より_見本ページ5
「第3章 戦後復興の人と暮らし」より_見本ページ6



編著者について

橋爪紳也(はしづめ・しんや)
1960年、大阪市生まれ。大阪公立大学研究推進機構特別教授、大阪公立大学観光産業戦略研究所所長。京都大学工学部建築学科卒業、大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了。建築史・都市文化論専攻。工学博士。著書『大阪万博の戦後史』『飛田百番』『絵はがきで読む大大阪』(創元社)、『博覧会の世紀』『新・大阪モダン建築』『大大阪モダン建築』(青幻舎)、『大大阪モダニズム遊覧』(芸術新聞社)、『昭和の郊外 関西編』(柏書房)ほか多数。エネルギーフォーラム賞優秀賞、大阪活力グランプリ特別賞、日本観光研究学会賞、日本都市計画学会石川賞、日本建築学会賞など受賞。


書誌情報

『写真図説 占領下の大阪・関西』
編者 :毎日新聞大阪本社
編著者 :橋爪紳也
判型 :B5判
頁数 :208頁
定価 :2,970円(税込)
発売日 :2022年6月14日(火)
発行所 :株式会社 創元社


商品ページ

https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=4411


紹介動画






株式会社創元社

1892年創業。大阪は御堂筋の近く、本町と淀屋橋の間にある出版社。東京支店は神保町。C・G・ユングや河合隼雄などの心理学書、自己啓発書の原点と言われるD・カーネギー『人を動かす』、マニアック図鑑の先駆けである『世界で一番美しい元素図鑑』、世界一ユニークな単語集『翻訳できない世界のことば』など、人文書から自然科学系まで幅広いジャンルで出版活動を行う。


会社概要

商号 : 株式会社創元社
創立 : 1925年(大正14年)
代表者 : 代表取締役社長 矢部敬一
資本金 : 1,800万円
事業内容: 出版事業、セミナー事業、学会事務局運営、書籍販売
所在地 : <本社>
〒541-0047 大阪市中央区淡路町4丁目3-6
<東京支店>
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-2 田辺ビル
URL : https://www.sogensha.co.jp/
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