宮崎 駿監督のオリジナル絵物語『シュナの旅』、英語版の発売発表を受けて重版決定、ついに90万部突破! 

2022年3月2日

徳間書店
株式会社徳間書店は、『シュナの旅』(宮崎 駿/著)が日本国外で初めて英語版が発売されるとの発表を受け、原著であるアニメージュ文庫 『シュナの旅』https://www.tokuma.jp/book/b503830.html の重版94刷を決定、1983年刊行以来の累計発行部数が90万部を突破しました。
【英語版「SHUNA’S JOURNEY」2022年11月1日 発売、発行/First Second, an imprint of Macmillan Publishers】

宮崎 駿『シュナの旅』(アニメージュ文庫)
本作は、宮崎 駿監督がチベットの民話をもとにオールカラーの水彩画で描き下ろした絵物語です。もとになった「犬になった王子」という物語をはじめて読んで以来、「この民話のアニメーション化がひとつの夢だった」(あとがきより)と語る宮崎監督が、絵物語という形式で夢を形にした一冊。

【スタジオジブリ公式Twitterより  2021年8月14日】

宮崎さんはこの絵物語を描くのにものすごく時間をかけ、発売告知をアニメージュ誌上で2回延ばしました。
原画を見ると分かりますが、とても丁寧に水彩で描かれています。
特に、表紙に使った少女・テアの顔は何回も描き直し、顔色、表情、納得できるものが出来るまで、切り貼りまでしていたそうです。

https://twitter.com/JP_GHIBLI/status/1426484725686751232

【STORY】

これは、王子シュナの冒険の物語。そして少女テアとの出会いの物語。

谷あいの貧しい小国の後継者シュナは、実りの種をたずさえて、はるか西方にあるという豊穣の地をめざす。その地には、人々の飢えを除く黄金の穀物が美しく輝いているというのだ。

【書誌情報】

【書名】シュナの旅
【著者】 宮崎 駿
【判型】 アニメージュ文庫(文庫判)
【ページ数】オールカラー152P
【定価】 660円(10%税込)
【発売】 徳間書店
【ISBN】978-4-19-669510-3
【初版刊行】1983年5月
【商品URL】https://www.tokuma.jp/book/b503830.html

・Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4196695108
・楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/109931/?l-id=search-c-item-text-01

【本書より 一部紹介】

見知らぬ老人が語った。
「さらに西へ進むがよい
やがて大地は絶壁となって終わりを告げる
その先は 月が生まれ出で
死ににもどる神人(しんじん)の土地となる」

「神人……?」

「人はかつて金色の種を持っていた
みずから収穫し みずから種を播き
みずからを生かしたものだったが
いまは種は神人しか持っていない
人は人間を神人に売り
死んだ実をもらうようになった」

「神人は人が近づくのを喜ばぬ
その地におもむき
もどった者はいない」

――夜明け近く、神人の土地に向けシュナは出発した

シュナの旅の目的を知って
少女はうつむいた
やがて顔をあげていった
「神人の土地からもどれたら かならず
北へ北へと進んで下さい
わたしたちはそこで
あなたが来るのを
いつまでも待ちつづけています」
少女の名はテアといった

【目次】

旅立ち
西へ
都城(とじょう)にて
襲撃
神人の土地へ
テア

【著者プロフィール】

宮崎 駿(みやざき・はやお)

アニメーション映画監督。1941年1月5日、東京都生まれ。
1963年、学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)入社。「太陽の王子 ホルスの大冒険」(1968)の場面設計・原画等を手掛け、その後Aプロダクションに移籍、「パンダコパンダ」(1972)の原案・脚本・画面設定・原画を担当。1973年に高畑勲らとズイヨー映像へ。日本アニメーション、テレコムを経て、1985年にスタジオジブリの設立に参加。その間「アルプスの少女ハイジ」(1974)の場面設定・画面構成、「未来少年コナン」(1978)の演出などを手掛け、「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)では劇場作品を初監督。雑誌「アニメージュ」に連載した自作漫画をもとに、1984年には「風の谷のナウシカ」を発表、自ら原作・脚本・監督を担当した。
スタジオジブリで監督として「天空の城ラピュタ」(1986)「となりのトトロ」(1988)「魔女の宅急便」(1989)「紅の豚」(1992)「もののけ姫」(1997)「千と千尋の神隠し」(2001)「ハウルの動く城」(2004)「崖の上のポニョ」(2008)「風立ちぬ」(2013)といった多くの劇場用映画を発表している。現在「君たちはどう生きるか」を制作中。
「千と千尋の神隠し」は第52回ベルリン国際映画祭 金熊賞、第75回アカデミー賞 長編アニメーション映画部門賞などを受賞、「ハウルの動く城」は第61回ベネチア国際映画祭でオゼッラ賞を、続く第62回同映画祭では、優れた作品を生み出し続けている監督として栄誉金獅子賞を受賞。
著書に『シュナの旅』『何が映画か』(黒澤明氏との対談集)『出発点』『虫眼とアニ眼』(養老孟司氏との対談集)(以上、徳間書店刊)、『折り返し点』『トトロの住む家 増補改訂版』『本へのとびら』(以上、岩波書店刊)『半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義』(文春ジブリ文庫)などがある。

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