「好きを仕事に」「やりがいある仕事を」などキラキラ疲れの若者に“知の巨人”佐藤優が説く 目からウロコの哲学者の教え 著者初にして待望の教養対話『仕事に悩む君へ はたらく哲学』が発売!

2021年10月8日

株式会社マガジンハウス

株式会社マガジンハウス(本社:東京都中央区、代表取締役社長・片桐隆雄)は、「仕事に悩む君へ はたらく哲学」を10月7日(木)に発売します。

本書に登場する中小企業に勤めるシマオ君は悩み多きミレニアル世代。周りの友達と給料の差は広がり、転職活動はうまくいかない……。仕事のやりがいもわからなくなったシマオ君は、学生時代にキャットシッターをしていた作家・佐藤優さんの家を訪れ、仕事上で溜め込んだ悩みを吐露します。
そんなシマオ君に、佐藤さんは「はたらくために必要な哲学の教え」を教え始めます。

【登場人物】


佐藤優
元外務省職員であり、現在は作家・神学研究者として執筆、講演、大学の講義などの活動をしている。


猫野シマオ
中小企業勤務の30歳。真面目な性格だが要領はよくなく、あまり目立った活躍もできず人生迷い中。

仕事がうまくいかないのは、あなたが悪いのではない
ただ幸せに生きる考え方を知らないだけだ

本書は、“知の巨人”である佐藤優氏が賢人たちの思想を分かりやすく解説し、理解に導いてくれる哲学の実用書。働く上で大切な価値観、幸せに働くための思考の軸を作ってくれる教養の書は現代人必須の一冊です。
仕事をする中、人は「豊かさとは何か」「良好な職場環境とは何か」「天職とはあるのか」「ネガティブな自分を変えることはできるのか」「一人は悲しいことか」など、さまざまな悩み、疑問に直面します。 そんな悩みに対し、“知の巨人”である佐藤優さんは、哲学、経済、歴史、古典などあらゆる方面から、問題の本質、解決すべき思索を提案します。
マルクス、ケインズ、アリストテレス、ニーチェなど偉人たちが残した「歴史の集合知」と、佐藤氏自身の経験を混えた教訓は、「働くための思考の入り口」であり、悩める全ての社会人に向けた「知的教養の実践書」とも言えます。
SNS、メディアに溢れる「好きを仕事に」「やりたいことで生きる」「何者かになりたい」というキラキラ疲れの人も多くいると言われている現代。誰かに作り上げられた価値観ばかりを目にしていると、それだけが唯一無二の正解のように感じてしまい、気持ちばかりが焦り、自ら生きづらくしてしまっていることがあります。
しかし一度立ち止まり、視野、そして時間、空間を超えて考えることで、私たちは生き方の選択肢の多さに気づくことができるはずです。

【本文より抜粋編集】
シマオ「佐藤さん、僕、稼がなくてはいけないという焦りがあります」
佐藤「シマオ君、はっきり言いますが、会社員のほとんどは現代のプロレタリアートです」
シマオ「プロレタリアート?」
佐藤「労働者ということです。労働者はどれだけ頑張って働いてもお金持ちになることはできません」
シマオ「どんだけ頑張っても……」
佐藤「労働者は労働力を売り、資本家が搾取する。資本主義である限りこの構図は変わりません」
シマオ「う……。では、僕たち雇われの身はみんな囚われた労働者ということですね……」
佐藤「いえ、そうとも言えません。プロレタリアートは『二重の自由』を持っているのです」
シマオ「え、自由?」

【著者メッセージ】
コロナ禍に直面して誰もが将来に対して強い不安を抱いています。
混迷の時代では、対症療法ではなく、根源的に物事を考えてみることが重要になります。
ここで念頭に置いているのは、はたらくこと(労働)の意味を根源的に考えるということです。
「労働者は1日働くことによって、自分1人が1日の生活で必要とする商品やサービスを購入する以上の価値(富)を生産することができる」というのがマルクスの労働価値説です。
われわれが普通に働いていれば、誰もが名誉と尊厳をもった生活をすることが可能なはずです。
それができていないのはこの社会のシステムに問題があるからです。
ここで重要なのは、社会は人間によって作られているという事実です。
それが「哲学」です。
一人ひとりの人間が変わらなくては、社会は変化しません。
人間が変わるために何か必要なのか。
それが「哲学」です。ーー佐藤優

【本書の内容】
第一章 豊かさの哲学 お金で幸せは買えるのか
・「欲望」はすべてお金で買える?
・「富」を道徳化したアダム・スミス
・お金の価値は信心で作られる
第二章 人間関係の哲学 良好な職場環境とは何か
・仕事の同僚は「友だち」ではない
・仕事では「情」でなく「信頼」を育てる
・人間関係のもつれは共同体で解決せよ
第三章 仕事の哲学 やりがいとは何か
・仕事とは利益と大義名分の連立方程式
・未来を予見するには、前提を疑え
・一番の社会貢献は、もう誰もが行っている
第四章 負の感情の哲学 ネガティブ思考は変えられるのか?
・暇な人ほど無自覚な嫉妬に苛まれる
・嫉妬は悲しみから自分を守ろうとする心
・自己嫌悪と自己愛は表裏一体
第五章 孤独の哲学 一人は悲しいことか
・自殺とは「近代的な現象」である
・資本主義システムが人を孤独にする
・「孤独」という言葉の3つの意味

イラスト満載で哲学、古典がより分かりやすく、より実用的に!





その他多くの哲学者、思想家が登場!

本書はニュースサイトBusiness Insider Japanの有料記事PREMIUMに掲載された記事に、大幅な編集加筆しました。
【BusinessInsiderJapan連載】
「佐藤優さん、はたらく哲学を教えてください」

■著者プロフィール
佐藤優(さとう・まさる)

1960年東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。85年、同志社大学大学院神学研究科修了。外務省に入省し、在ロシア連邦日本国大使館に勤務。その後、本省国際情報局分析第一課で、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、09年6月有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。現在は執筆や講演、寄稿などを通して積極的な言論活動を展開している。

■書籍概要
書籍名:「仕事に悩む君へ はたらく哲学」
著者 :佐藤優
発売日:2021年10月7日
定価 :本体1,430円(税込)
判型 :四六並製
発行 :株式会社マガジンハウス
https://magazineworld.jp/books/paper/3169/
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