新聞配達エッセー最優秀賞 読売新聞が焼山さん表彰

2021年12月8日

 日本新聞協会の「第28回新聞配達に関するエッセーコンテスト」で中学生・高校生部門の最優秀賞を受賞した千葉県習志野市の高校3年焼山美羽さんへの表彰式が11月13日、東京・大手町の読売新聞ビルで行われた。

 

表彰盾を手に、受賞作品の前で山口社長と記念撮影する焼山さん

 

 コンテストは、新聞配達や新聞販売店を巡る心温まるエピソードをつづったエッセーが対象。「大学生・社会人」「中学生・高校生」「小学生」の3部門に、今年は全国から3879点が寄せられ、中学生・高校生部門には712点の応募があった。各部門の最優秀賞は、受賞者が購読している新聞ごとに表彰を行っている。

 

 焼山さんが受賞したエッセー「思い出を胸に抱いて」は、下校途中で意識をなくして倒れた際、新聞配達員に助けられた中学生の頃の出来事をつづった。名前を聞かなかった配達員にお礼が言いたくて、感謝を記したメモに庭の花を添えて新聞受けに貼り、連絡を待った。ようやく分かり、会えることになった矢先、その配達員は病気で亡くなった。それからは感謝と追悼の意を込めて、読み終わった新聞のそばに花を飾るようになったという。

 

 表彰式では、読売新聞グループ本社の山口寿一社長が「新聞は人が人に届けるという、他のメディアにはない方法で伝達されることで、地域や人と独特の接点を持つ。焼山さんのエッセーは、新聞配達の持つ〝魔法の力〟を書き表してくれた」と感謝を述べ、焼山さんに表彰盾を贈った。

 

 

 焼山さんは「私を助けてくれた新聞配達員の方にも良い報告ができると思う」と喜びを語った。「毎日当たり前のように届く新聞は、様々な気持ちから温かいつながりの上で成り立つものだということを学んだ。優しさを受け取るだけでなく、人に与えられる人間になりたい」と話した。

 

 

 焼山さんは、身近な人の優しさを短いエッセーにつづる第37回「小さな親切」はがきキャンペーン(読売新聞社など後援)でも、コロナ禍の臨時休校中にクラスメートらと花の絵を描いた絵手紙を交換したエピソードをつづった「秘密の花園」で日本郵便賞に輝いている。